今回は、弊社「株式会社エムハンド」のお客様である物種健吾税理士にインタビューさせていただきました。
物種税理士は「MFクラウド公認ゴールドメンバー、 freee 認定アドバイザー」としてクラウド会計の普及を推進されている一方で、「経営革新等支援機関」認定税理士としても起業家の会社設立を積極的にサポートされています。
そんな物種税理士にホームページ制作・運営やWEB集客に関するお話、そしてホームページ制作を通して弊社エムハンドとの関わりについてお話いただきました。
ホームページ制作の経緯
――まずはじめにホームページを制作されたきっかけはなんでしょうか?
きっかけは「集客」です。最初に「大阪会社設立運営センター」のホームページ制作をお願いしたのですが、会社設立案件からの契約を取りたかったので、WEBからの集客を始めようと思ったのがきっかけです。
――実際にホームページ制作を依頼される際に重視されたことは?
依頼時に2,3社のホームページ制作会社からお話を聞きました。そのやりとりの中で気づいたことなのですが、「士業の業務を理解してくれているか?」というのがひとつです。
あともう一つは「デザイン」です。自分がいいなぁと思うデザインでホームページを作ってくれるか?またホームページに関する周辺知識が豊富か?ということを重視しました。
依頼先を検討しているときにいろいろと見て回ったのですが、中でも「制作実績」のページはよく見ていました。それが制作会社を選ぶ上で一番わかりやすいと思います。
現在のホームページのWEB集客状況について
――現在の集客状況では、アナログな集客手法とWEBからの集客ではどのくらいの比率でしょうか?
7割くらいはWEBから集客しています。ホームページをご覧になって電話をくださるクライアントさんが一番多いですね。またそこから知り合いの紹介という形で広がっていくこともあります。
――WEBからの集客方法もいろいろありますが、リスティング広告なども運用されていますか?
リスティング広告もやっています。一時は0近くまで減らしたのですが、自分の忙しさとバランスを見ながら、また増やしていこうかなと思っています。ただリスティング広告にかけるコストを増やしたからといって集客数も連動して増えているか?はまだつかめていません。
でもアクセス解析を見ていると、検索からの流入もありますが、リスティング広告からも結構流入があります。
――検索とリスティング広告なら「お問い合わせ」につながっている流入での割合はいかがですか?
半々くらいでしょうか。でも一時期リスティング広告を減らしたことがあるのですが、お問い合わせ数はさほど変わりませんでした。
ブログ運用について
――公式サイトのほうではブログも積極的に運用されていますが、ブログ運用のリソースはどのように確保されていますか?
実は以前「大阪会社設立運営センター」のほうで記事代行サービスにお願いしていたことがあるんです。でも上がってくる原稿はそのまま使えないので、結局自分で校正など入れなければならず、それなら自分で1から書く方がいいな、と。
なので「公式サイト」のほうは全部自分で書くようにしているのですが、夜寝る前や朝など手が空いてるときにやるしかないですね。記事を制作する時間はかかりますけど。
でもブログスクールというのがあって、そこでブログの書き方からいろいろ理論立てて教えてもらえるのですが、そこで学ぶようになって書き方が変わりました。それまでの「日記」のような感じから「コンテンツ」になったというのはブログに関しては大きいですね。
――ブログ運営をしていると「ネタ切れ」に悩まれる方も多いと思いますが?
ネタは結構あるんです。書けてはいないのですが、「これを書きたいな」というネタが今は10個ほどあります。ずっと書いているとネタって湧いてくると思うんです。
あと先ほどのブログスクールにて「こういう記事書いてくれませんか?」というオファーをいただくこともあります。「リンクを貼りたいので確定申告の記事を書いてほしい」と言われたときは、確定申告というだけでも細かく見ていくと結構なボリュームになりますしね。
――アクセス解析を拝見していると、ブログ記事から「お問い合わせページ」に飛ばれている読者の方も結構見られました。「集客につながる」という観点から、ブログ制作で意識されていることはありますか?
検索ユーザーの求めている「答え」をコンテンツとして書くことが一番いいと思います。例えば「確定申告 書き方」という検索ワードなら、それに対する「答え」を書くことを意識しています。
毎回ブログを書く際は「Googleキーワードプランナー」で検索ニーズを調べているんです。それで実際にそのキーワードで検索してみて、上位にどんな記事が上がっているかをチェックします。なかなか難しいことではありますが、その上位にいる記事より検索ニーズを満たすようないい記事を書くんだ、ということを意識しますね。
――戦略的にブログ運営に取り組まれているんですね?
やはり「検索」からの流入を増やしたいんです。「ソーシャルメディア」からの流入は一時的なものですが、「検索」は資産的なイメージを持っています。
――ソーシャルメディアからの流入も見られましたが、現在どのようなソーシャルメディアを活用されていますか?
「Facebook、はてなブックマーク、Google+」をやっています。ソーシャルメディアって自分がシェアをすると返ってくることがあるじゃないですか?だから空いた時間にいろいろな記事を読んで自分がいいと思った記事はシェアするようにしています。
でも検索とは異なり、ソーシャル上でのバズを狙って記事を作るというのはできないと思います。確かに「税金が減る」みたいな内容だとソーシャル上で受けるんだろうなという感覚はありますが、狙ってできるものではないと思っています。
――ブログからのトラフィック面で数値目標などありますか?
目標は「1日3,000PV/月間10万PV」です。実際士業の方で達成されている方もいらっしゃるんです。最高だと60万PVという方も。ただこの方は毎日ブログを更新されていますしちょっと別格ですが、目指していきたいなと思っています。
いいブログ記事が100記事あって、それぞれが1日に10PVでも流入をもたらしてくれるなら徐々にトラフィックも増えてくるだろうと考えています。
いまは「大阪会社設立運用センター」のホームページが収益につながっているだけで、相乗効果はあると思いますが、まだ公式サイトのブログから直接的に売り上げにつながっているわけではありません。先々を見据えてブログには取り組んでいきたいと思います。
エムハンドとの「関わり」
――弊社をホームページ制作を依頼していただいた理由とはなんでしょうか?
デザインにも好みがあると思うのですが、私が好きなタイプのデザインをしている制作会社だったことと、士業関連の制作をたくさん手がけているという点も魅力に感じました。
あと例えば「こういうのがしたいと思っている」と相談したときに、すぐに「わかりました」と返すのではなく、ディレクターとしての意見・提案を言ってくれるんですね。そういった「ヒト(ディレクター)」の対応面がよかったです。
一方「料金面」に関しては、他社と比べると高いです。でも出来上がってきたサイトは良かったですし、あと毎月の管理費・維持費がかからないというのもいい点じゃないでしょうか。
WEBのことがまったくわからないという人は制作会社にホームページの管理維持をしてもらったほうがいいかもしれませんが、私の場合は制作後そんなに修正が必要になることもありませんでした。またその後も対応をしてもらっています。そういう面で維持費がかからないというのはありがたいですね。
――最後にもし士業の方に弊社をオススメしていただけるとすれば、どのような点をオススメしていただけますか?
ホームページを「構成する」って難しいと思うんです。もしホームページのデザインだけ頼みたいのであれば、制作会社ではなくデザイナーに頼めばいいと思うんです。
でもそのデザイン以前の「サイト構成」を一緒に考えてくれて、提案してくれる。そして自分の意見を言ってくれることがオススメです。
今回の物種税理士のように、ホームページからの集客や公式ブログ開設/リニューアルをお考えの士業の方はお気軽にご相談ください。
人物紹介
物種健吾 税理士
1978年、大阪府堺市生まれ。
2009年「物種会計事務所」設立後、2014年には大阪会社設立相談センターの運営開始。
新たに会社を設立する人を対象に、提携専門家とともに会社設立手数料無料にて会社設立から設立後のサポート業務を行う)
ドリームゲートアドバイザーへ就任
MFクラウド公認 ゴールドメンバー、 freee 認定アドバイザー
(※公式ホームページより抜粋)
エムハンドにご依頼いただいたホームページ
・「物種会計事務所」公式ホームページ http://www.monodanekaikei.com/
・大阪会社設立相談センター http://www.kaisya-zei.com/