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士業集客メールのタイトルはどう付けるのが正解?5つのテクニックを紹介!

集客メールが思ったように結果を出してくれない。そもそも、どのようなメールが集客につながるのか分からない、とお悩みになっている士業の方は少なくないと思います。ホームページの管理で手いっぱいになってしまい、メールにまでは手が出せない…という意見もあるでしょうが、もしかしたら、かなりの数の見込み客を逃しているかもしれません。

 集客メールとは、自社はどのような会社で、どのような魅力を持っているかをアピールするツールです。専門性の高い業務を行う士業にとっては、見込み客・顧客に少しでも親近感を持ってもらうためには無視できない集客手段だと思います。

今回は集客メールの「タイトル」に焦点を絞って、より効果的な集客をするための5つのテクニックをご紹介します。メールタイトルの付け方一つで集客率はガラっと変わってきます!

問い合わせを生む!【士業】集客メールのタイトルを考える5つのテクニック

【1】集客メールのタイトルは短い文字数におさめる

出勤時間の合間や、会社の休憩時間の間にスマートフォンやPCでサッとメールを確認する人は多いですが、一つ一つのメールのタイトルを読み込む人はほとんどいないでしょう。長すぎるタイトルの場合、最後まで読まれずに、放置もしくは削除される可能性が十分あります。それを避けるためにも、短いタイトルで要点を簡潔に述べる方法が効果的です。タイトルはメールの「引き」の部分なので、長さがかなり重要になってきます。ある海外の調査では、英語で90文字のタイトルよりも、30文字のタイトルのメールの方が約1%、CTRが高かったと言います。

スマートフォンでのメール利用の急増を考慮に入れると、日本の一般的なメールアプリの場合、タイトルは最初の20文字前後が表示されることになっているので、20文字程度のタイトルにすることで集客率のアップが期待できます。もし、20文字を超えるタイトルの場合でも、文頭にできるだけキーワードを集めるよう心がけることで、同様の効果が見込めます。

CTR(Click Through Rate): 広告が表示された回数のうち、何回クリックされたかを表す指標

タイトルの文字数とクリック率

【2】集客メールのタイトルでユーザーのメリットを示す

ユーザーは自分と関係がないと思ったメールには興味を示しません。読むか読まないかの取捨選択の中で、ユーザーが強く惹かれるのは、メリットや警告が具体的に提示されているタイトルです。ここで大切なのは、ユーザーを意識したタイトルにすること。ある調査では、 “you” という単語が入っているか否かで2%近いCTRの差がみられたといいます。

ユーザーを意識したタイトルで言えば、ユーザー個人の名前を入れるという方法もあります。「○○様へ」という一言をタイトルの初めに添えることで、ひとりひとりに向けたメールという性質が強くなります。たとえば、Amazon.co.jpがユーザーの名前付きのメールを配信していることはよく知られています。

例)○○様へ、税額控除が受けられる可能性があります!

【3】メールタイトルは感嘆符やカギかっこをつけることで目立たせる

数多くあるメールの中に自社のメールが埋もれてしまわないよう、タイトルを目立たせる工夫は重要です。★や【 】を使ってキーワードを飾り付けているメールを見たことはないでしょうか? この方法は、いまや大手企業も積極的に実践しており、メールの開封率を上げる方法の一つと考えられています。あるアメリカの企業による調査によると、感嘆符をつけてもDeliverability Rate(どれくらい受取先にメールが届いたかの割合)が下がることはないということが確認されているので、積極的にタイトルを目立たせても問題はないと言われています。

良くない例)有名弁護士が語る、著作権の侵害の基本

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【4】タイトルには緊急性を示唆するような言葉を積極的に使う

緊急性は人の行動原理を最もくすぐると言われていて、マーケティングでよく使われます。たとえば、タイトルに「明日まで」、「今日中に」といった言葉を入れると、今すぐ確認しなければならないという焦燥感を促すことができ、結果、開封率の上昇につながります。期間を限定することに限らず、「先着10名様」というように、個数を限定するという手もあります。

「明日」という文字が入っているメールの開封率比較

例)【明日まで】セミナーの申し込みはこちらのメールフォームから!

【5】集客メールのタイトルには「ニュースレター」という言葉は入れない方が良い

同じくアメリカの企業による調査によると、「ニュースレター」という単語を入れた場合、入れなかった場合に比べてCTRが約1%落ち込んだそうです。ついつい入れてしまいがちな「ニュースレター」や「メルマガ」という単語は、統計上不利だという結果が出たので、もし入れている場合は、外してみると変化が見られるかもしれません。

今回のまとめ

米国のMovavle Inkというメールマーケティング会社の調査レポートによると、昨年末の時点でこの会社から送信されるメールの48.51%がスマートフォン端末で開封されているというデータが報告されました。

 「メルマガや集客₍営業₎メールは時代遅れ」と吹聴する声は多いのですが、このレポートを見るとスマートフォン端末の普及はメルマガや集客メールに新しい息吹を吹き込む可能性が濃厚です。その根拠の一つとしてHTMLメール₍文字だけでなく画像や動画が多用できる₎の普及が挙げられますが、ここでは詳細には触れません。

 普及が進むにつれて、スマートフォンでメールをチェックする人口も増え、PCからスマートフォンへのシフトも目前という感じです。時代のライフスタイルによって、効果的なメールの送り方や内容はどんどん変わってくるのでしょうが、今はこれら集客メールのタイトルテクニックが有効でしょう。是非この機会に集客メールを見直してみてはいかがでしょうか。

 ₍主なデータ出典:7 Data-Backed Tips for Sending Better Emails)

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